都会の仕事に疲れた時は、空を見上げよう!コーチからのアドバイス。
正直、疲れることもある
近代的な高層ビル。急ぎ足で行き交うビジネスパーソンたち。オフィスに着くと同時に気持ちにスイッチが入る。
リーダーとして、チームを精力的に引っ張ることが、自分の役目。
ただ、そうやって責任ある仕事に取り組んでいても、正直、疲れることもある。
業績目標、KPI、チームのマネジメント、そして会議に次ぐ会議の連続。
昼休みの休憩もままならない。自分のカレンダーはすでに朝から晩まで埋まっている。
しかも、ダブルブッキングは日常茶飯事、時にはトリプルブッキングも。
自然に癒されたい
疲れた時、心身の休ませ方はいろいろとあります。
あなたはどんな休み方が好きですか?
美味しい食事を食べる、旅行に行って非日常を味わう、買い物でストレス発散なんていう人もいそうですね。
私の場合、疲れている時に身体が何よりも求めるのは、自然です。
東京生まれ東京育ちで、身の回りにこれといった自然なんてありませんでした。しかし、働き始めてから自然が近くにある町に住むようになって、自然の素晴らしさを知るようになりました。とくにアメリカの住環境はとても豊かで、住んでいた場所の裏庭にはよく野生の鹿が遊びに来るほど。
そんな自然を目の前にすると、疲れている時は癒されるし、疲れていない時でもエネルギーをもらい、自分の中から創造性が湧き上がることを感じました。
ところが、東京の真ん中で働くようになって自然がとっても遠くなりました。
ある時、自分の中でストレスのコントロールで苦労していた時に、ふと気づいたのです。
自分のオフィスは窓が開かない!!
高層ビルのカッコいいオフィスなのですが、根本的に欠けているものがある。
それは、顔に当たる風や樹々の香り、そして窓から差し込む陽の光。
疲れがたまった時ほど、そういったものを無意識のうちに求めていました。
空を見上げよう
このことを自分のコーチと話していた時のこと。
「自然に触れるためには、わざわざ遠出しないといけない」とこぼしていた自分に対して、アドバイスをくれました。
「Tetsu、見上げなさい」
「ビルの合間にも、空が見えるよ」
「たしかに」と、思いました。
それからというもの、息がつまった時には外に出て空を見上げるようになりました。
すると、流れる雲を見ては風を感じ、揺れる木漏れ日や緑の香りが脳裏に蘇ってきます。
しばらく味わうと、気持ちが切り替わっている自分に気がつきます。
私のように自然が好きなあなたであれば、ぜひ同じメッセージを送りたい。
行き詰まったら、空を見上げよう!