自己紹介
西原哲夫 (にしはらてつお)
1982年生まれ・東京都大田区出身
プレゼンスジャパン株式会社 代表取締役 | 経営アドバイザー | エグゼクティブコーチ
元 ユーピーエス・ジャパン株式会社 代表取締役社長 (国際物流)
元 日本エマソン株式会社・ブランソン事業本部 General Manager (産業用製造装置)
元 住友電気工業株式会社 営業職 (自動車用電装部品)
米国ノースカロライナ大学経営学修士・MBA
慶應義塾大学経済学部卒業
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慶應義塾大学経済学部を卒業したのち、製造業である住友電気工業株式会社の営業職として勤務。
入社3年後にアメリカへ駐在員として赴任し、その後約10年間、アメリカでの生活を送りました。
その間、アメリカのトップビジネススクールのひとつであるノースカロライナ大学でMBAを取得し、卒業後は現地のFortune500企業であり、アメリカを代表する産業機器メーカーのエマソン(Emerson)で成長戦略の策定や新製品開発を主導。
MBA Leadership Programと呼ばれる幹部候補生(唯一の日本人)として経営陣から直接薫陶を受けつつ、複数の職務を任されリーダーシップを発揮。
Global Product Manager (グローバル製品責任者) としてアメリカをベースにグローバルチームを指揮し、北米のみならずヨーロッパやアジア各地も飛び回りました。
アメリカ現地メンバーやグローバルチームをリードし、3年間で売上を2倍に拡大。
その実績を買われ、エマソン日本支社のGeneral Manager (事業本部長) を任される。
日本チームをリードする中、日本発のグローバル製品を生み出し、日本国内売上のみならずグローバルビジネスの拡大にも貢献。
さらに日本に加えて同社東南アジア地域の責任者も任される。
その後も世界最大の物流企業であるユーピーエス(UPS)日本支社の代表取締役社長として売上拡大に貢献するなど、経営職を歴任しました。
経営の道を歩む中で、「人」の持つポテンシャルとその重要性に幾度となく直面し、それを効果的に引き出すことのできるコーチングに魅了されました。
現在、経営者や管理職を対象としたエグゼクティブコーチングを提供することと合わせ、クライアントひとりずつの働き方や生き方、そして信念や価値観に寄り添い、それぞれの「ベスト」を引き出すコーチングを提供しています。
コーチングへの想い
コーチングとの出会いはMBA
最初にコーチングに出会ったのは、アメリカでMBAを取得するためにビジネススクールに通っていた頃。
自分が通ったノースカロライナ大学には選択授業のひとつにコーチングがあり、2年生の時に履修しました。
受講前はどのような内容を学ぶのかよく分からなかったものの、当時から人の成長に貢献することを喜びと感じており、コーチングという言葉から感じられる直感のままに履修を決めました。
はじめてのマネジメントにコーチングを活用
MBA卒業後にアメリカ現地で働き始めましたが、そこではじめて部下を持つという境遇に恵まれました。
しかしながら、どのようにマネジメントをしたら良いか、戸惑うばかり。
さらに自分個人としてだけでなくチーム全体としてのパフォーマンスを上げるよう、プレッシャーがのしかかってきました。
そこで思い出したのが、MBAの授業で学んだコーチング。
相手の話をよく聞き、どういった価値観を持っているか、個人的にどのようなことを目的としているかなど、相手を理解することに努めました。
その結果、チーム内に信頼関係が築かれ、パフォーマンス向上にもつながりました。
経営者としての苦悩と本格的なコーチング学習
その後、売上損益に責任を持って数百名をマネジメントする経営者としての立場についた際、仕事の難易度が大幅に上がりました。
数々の試行錯誤を繰り返しながらも前進をしていましたが、それでも一筋縄にはいきません。
リーダーとしてのチームに対するコミュニケーションが上手くいかなかったのです。
論理や合理性の限界に悩んだ末、本格的なコーチングスキルを身につけようと、120時間以上に及ぶ講義と実技トレーニングからなるプログラムを受講しました。
そこで手にしたことはシンプルで、「聞く」という姿勢でした。
自分がそれまでどれだけ相手の話を聞けていなかったかということに気がついた途端に、目の前の曇りがいっせいに晴れたことを、今でもよく覚えています。
その後、外資系企業の経営職を歩み続ける中、「聞く」という姿勢が常に道を切り開いてくれることを感じました。
海外マスターコーチと一緒に自己との対話に取り組む
そして自分自身にも海外のマスターコーチをつけ、「自分が大切にしている価値観は何か?」「自分はどう生きていきたいと考えているのか?」「仕事を通じて成し得たいことは何か?」などと探求を続けました。
その結果、ビジネスで次々と成果が上がっただけでなく、これまで自分の中で無意識にしがみついていたものを次々と手放すことができ、生き方が自然でシンプルに、そして心地よくなっていくことを体験しました。
自分が大切にしている価値観に近づければ近づけるほど、それらが揺るぎない自信やエネルギーとなって自分の生き方を行動を支えてくれることを感じます。
コーチとしての道
コーチングの勉強を続ける中、自分自身、そしてクライアントたちの行動変容に数多く携わってきました。
それがとてもうれしく、気がつくと、コーチとして生きていく道を選ぶことに。
そして現在コーチングを通じて、大切なクライアントたちへ、「今・ここ」に自然と集中できる時間を提供しています。
社名の「Presence / プレゼンス」とは、「今・ここ」を意味しており、私がコーチングを通じて最も大切にしているものです。
クライアントと一緒に「ベストな働き方」、「ベストな生き方」、そして「ベストな在り方」を探求しています。
オフの顔
仕事の外では、もっぱら子育てと茶道(表千家)に時間を費やしています。
妻と一緒に2人の子供を育てることは試練の毎日ですが、その大変さ以上に、家族で明るく楽しい時間を過ごせることをありがたく感じています。
また茶道は、忙しい日々を過ごす自分自身にとって、その場その瞬間を味わうかけがえのないものとなっています。
「今・ここ」に集中する面からも、目の前のクライアントに集中するコーチングとの共通点を多く見出しており、茶道とコーチングの双方が自分の中で相乗効果を生み出していることを感じています。
コーチング業の傍ら、近い将来、茶道講師になることを目指して稽古に励んでいます。