ニュースレター「今ここ便り」を配信中
家族・子育て

子供との時間を取れずに罪悪感?時間の長さよりも時間の質が大切です。

presence3

子供が小さい頃の時間はあっという間

子供を育て終わった先輩達から、「子供が小さい頃はあっという間だよ。今のうちに味わっておきなさい。」とよく言われます。

これが、自分よりも10歳以上年齢の離れた人たちだけではなく、少し上の先輩達からも同じようなことを言われます。

「10歳を過ぎた頃から、もうほとんど親と一緒に時間を過ごしてくれなくなっちゃったよ。」

「小さい頃が本当に懐かしい。2度と戻らないもんなぁ。」

と、寂しそうに言います。

忙しくて、なかなか時間が取れず罪悪感

一方で、 現在3歳の大将と1歳のチビ大将を育てる私&妻の方としては、 感傷に浸っている暇は一切ありません。

朝から晩まで、おむつ、ご飯、お風呂、寝かしつけ、といったことに忙殺され、てんてこまいです。

そういった生活の基本となることに加えて、子供たちにとっては遊ぶことも仕事のうち。

よく、「この絵本を読んで!」とか、「このブロックで遊ぼう!」、「絵を描いて〜」など、四六時中、私たちの時間を求めてきます。

しかし、仕事もしているので、そんなに余裕があるわけではありません。

「今日はここまで。」とか、「あと一回ね。」と伝えては、なんとか早めに切り上げようと画策します。

しかし、それを聞いてさみしそうな顔をしている子供の顔を見ては、 非常に申し訳なく思い、罪悪感を感じてしまいます。

だからといって、これ以上時間を作ることは、もうできない。

限界を感じていた時に、自分のコーチに相談をしました。

時間よりも質が大事

「Tetsu、時間よりも質が大事よ。」

コーチが言いました。

そんな当たり前なことを、と思った矢先、ハッと頭の中で、ある情景が思い起こされました。

それは、子供と一緒にいるときの自分自身の振る舞いについてです。

仕事が忙しいからといって、ついついスマホでメールチェックをしながら子供と遊んでいる自分。

そういう時、子供が不満そうな顔で言います。

「一緒に遊んでよ!」

そしてスマホを手放したものの、それでも頭の中で仕事のことばかりを考えている自分。

そんな自分に疑いの目を向け続ける子供。

まるで自分の頭や心の中を見透かされているようで、罪悪感が募り続けます。

あなたに試してほしいこと

こうして自分自身を振り返ることで、物理的に一緒にいればいいというわけではなく、 一緒に過ごす時間の質に意識を向けることが大切だと気付きました。

それからというもの、子供と一緒にいる時にはその時間に集中し、頭の中で他のことを考えることをやめることにしました。

絵本を読む時も、ブロックで遊ぶ時も、絵を描くときも、子供と一緒になって、没頭して楽しむようにしています。

すると不思議なことが起こりました。

集中して遊んで楽しんでいると、子供たちが満足をするのです。

「今日も一緒に遊んで楽しかったね。今から少し仕事をしてくるね。」と伝えると、「分かったー!」と答え、1人遊びに戻って行きます。

時計を見てみると、そこまで長く時間がかかっているわけでもありません。

むしろ以前のように中途半端な時間の過ごし方をしていた時よりも、短時間になっています。

大切なのは、子供と過ごす時間の長さではなく、一緒に過ごす時間の質であるということを、学びました。

あなたにも試して欲しい。

子供と一緒にいる時は、頭の中で他のことを考えるようなことはせず、目の前のその子だけに集中してあげてください。

その子の笑顔を見ることができるようになりますし、 あなたの胸の中で引っかかっていた罪悪感も消えてなくなるでしょう。

子供が大きくなってからもそうですし、奥さんや旦那さん、パートナーに対しても、同じことです。

時間よりも、質です。

ニュースレター「今ここ便り」を配信しています

プレゼンスジャパン株式会社の代表取締役 兼 コーチである Tetsu (西原哲夫) から、簡単に読めて仕事やプライベートの充実のヒントとなるようなことを発信しています。

また、Tetsu自身の近況報告も兼ねていますので、昔からのお知り合いも、初めましての方も、どうぞご登録をお願いします。

配信頻度はひと月に1〜2回程度です。配信解除もいつでもご自身でできますのでお気兼ねなくどうぞ。

お問い合わせ・体験申し込みはこちらから。

コーチングについてより詳細に知りたい方はこちらから。

カテゴリー

プロフィール
西原哲夫 | Tetsu
西原哲夫 | Tetsu
コーチ | プレゼンスジャパン株式会社 代表取締役
2児の父 | 表千家茶道 学習者 | 外資系企業経営 2社 | アメリカMBA | Likes:自然・草木の香り・散歩・旅行・歴史・蕎麦・甘味
記事URLをコピーしました