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コーチング

私が経営者時代、コーチングを受けることに大きな抵抗があった話

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コーチングなんて絶対に受けたくなかった。

だって、コーチングを受けるって、自分の限界を認めるようなものでしょ?

他人の力を借りることは、

「自分に弱いところがある」とか、

「自分には足りないところがある」と、

認めるということ。

そりゃあ、自分が完璧でないことは分かっているけれど、この分野では誰よりも成果を出してきた自負がある。

泥臭くかけずり回りながらも、ここまで来れた。

だから、今は苦労しているけれども、この先の未来もまた自分だけの手でつかめるはず!

自分の力でつかんだものこそ、自分の学びや成長にもつながるんだ!

これは、コーチングと出会ったばかりの時の私自身が考えていたことです。

コーチング云々以前に、他の人からのサポートを受け入れることに、とてつもなく大きな抵抗を感じていました。苦笑

だから、当時一緒に働いてくれていた方たちが、自分のことを経営者として信頼し切れなかったんだろうなあと、今となっては分かります。

私がみんなのことを信頼していないと感じさせてしまっていたのです。

本当に反省です。

でも私だって必死でした。

ビジネスのこと、チームのこと、誰よりも一番真剣に考えていると思っていましたから。

実際に、最低限のプライベートの時間を除いては、文字通り四六時中働いていました。

それでも、経営をしていると、ほんと自分一人の力ではどうにもならないことばかりなんですよね。

自分一人でビジネスのすべてを理解し、すべてに指示を出すことなんて無理でした。

そしてある時、もはやここまでかと腹をくくってコーチングの門を叩きました。

そうしたら、ガクンと力が抜けて腰から崩れ落ちそうになりました。

コーチが、自分の価値観とか目標とか未来に目指す姿とか、これでもかというくらいに聴いてくれます。

さらにその話の中から、自分がもつ強みや魅力などを言語化してくれます。

そして、「次はどんなアクションを取るんですか?」と、自分の背中をグイグイ押してくるのです。

次のセッションで成果を報告すると、

「さすがテツさん!!」

と、ほめてくれます。

その気持ちいいこと!笑

コーチから強制されることも、自分のイヤなところを一方的に指摘されることも、一切ありませんでした。

自分がやると決めたことだから、誘導されている感覚もありません。

そのうちに自分も正直になってきて、

「実は自分のこんな部分を改善したいと考えてるんです。」

なんて話をすると、一緒になって改善プランを考えてくれるし、その目標に向かってフィードバックをくれます。

そのフィードバックが痛いのなんの。

でもそれは自分がリクエストしているものだから、むしろ、

「よくぞはっきり言ってくれた!」

と、そのコーチに対して感謝の気持ちすら覚えます。

すでに信頼関係ができているのです。

そしてコーチングを受けはじめてしばらくしたら、

「すべては自分のためなんだなぁ。」

ということに気がつきました。

当たり前なんですけどね。

そんなに堅苦しく考えなくても大丈夫だよ〜と、昔の自分に声をかけてあげたいなあと、当時を思い出しました。

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プロフィール
西原哲夫 | Tetsu
西原哲夫 | Tetsu
コーチ | プレゼンスジャパン株式会社 代表取締役
2児の父 | 表千家茶道 学習者 | 外資系企業経営 2社 | アメリカMBA | Likes:自然・旅行・歴史・蕎麦・甘味
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