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コーチング

あなたは相手の話を聞けていますか?頭の中を空っぽにして聞こう!

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聞くことは難しい

聞くということはとても簡単なように思えますが、 実際はそれほど簡単なものではありません。

相手の話を聞いている時、 あなたは頭の中で何か考えていますか?

「そのロジックはおかしいな。」

「結論を先に言ってくれないかな?」

「この人は自分の意見に賛成なんだろうか?」

「味方かな?それとも敵かな?」

こんなことを考えていることはありませんか?

「アドバイスをしてあげよう。」

「その点については、私の方が経験を持っている。」

もしかしたらこんなことも。

「あーお腹が空いたな。 お昼ご飯は何にしようかな?」

「昨日は飲みすぎたから少し二日酔いだな。」

「昨日、奥さん/旦那さんと喧嘩しちゃったけれども、どうやって仲直りしよう?」

こういったことを考えているとき、あなたは相手の話を聞いていません。

「いやいや、聞いているよ。 最初にA、次にB、そしてCって言ったでしょ? ね、聞いてるでしょう?」

それは耳に入ってきた音を記憶しているだけ。相手はあなたに聞いてもらったとは全然感じていません。

上司が部下の話を聞いているとき、頭の中では、今期の売上目標であったり、さらに上層部から言い伝えられている業務目標についてどうやってチーム内に落とし込もうかということであったり、別のことに考えを巡らせているかもしれません。

その時、その上司は部下の話を聞いていません。

そして部下の方も、上司が上の空であることを感じ取っています。

同僚と話をしている時、相手はどうやって自分の部門の都合を優先させようかということばかり頭の中に考えながら、あなたの話を聞いているかもしれません。

その場合、こちらの状況をどう説明しても、結局は相手の都合を言い返されてしまう。

真剣な眼差しで自分の目を見つめながら、うんうんと頷いてくれていて、あたかも自分の話を一生懸命に聞いてくれているような姿勢ですが、なぜか目の前の相手がそこにいないような感じがします。

奥さんや旦那さんはとっても大事だけれども、できていないことばかりが目についてしまう。

相手の話を聞いていたはずなのに、いつのまにか相手に対してアドバイスを言いたくなったり、改善を求めたりしたくなっている自分自身に気がつきます。

ハッとしたとき、 相手がじっと自分の顔を覗き込みながら「聞いてる?」と聞いてきました。

聞いてもらえるとパワーが出る

自分の話を聞いてもらえる時、自分が承認されたような感じがして、 体の中から温かいものを感じます。

それは良いとか、それは悪いだとか、一つ一つ判断をされずに、じっくり、「そうだね」「うん、うん」と聞いてもらえることが、こんなにも心地いいものなのか。

しばらく話を聞いてもらって気がつくと、自分でも不思議に感じるほど思考が整理されていて、お腹の底からエネルギーやパワーが湧き上がってくることを感じます。

上司が部下の話をしっかり聞くことができると、部下の力が引き出されます。

同僚がチームメンバーの話を聞いてあげると、そこにチームワークが生まれます。

夫婦やパートナー同士で相手の話を聞き合うことで、 温かく豊かな時間を共有することができます。

みんな聞いてもらいたい

「いや、でも。」と言いたくなってしまう気持ち、あるかもしれません。

それは、あなた自身が、自分の話を聞いてほしいということ。

私もコーチとしてクライアントの話を聞く仕事を続ける傍ら、自分にもコーチをつけて話を聞いてもらっています。

話を聞いてもらうと、心が落ち着き、将来のビジョンが整理され、前に向かって走り出したいような明るいエネルギーが湧き出してきます。

コーチングを通じて自分の話を聞いてもらうということを体験してみませんか?

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プロフィール
西原哲夫 | Tetsu
西原哲夫 | Tetsu
コーチ | プレゼンスジャパン株式会社 代表取締役
2児の父 | 表千家茶道 学習者 | 外資系企業経営 2社 | アメリカMBA | Likes:自然・旅行・歴史・蕎麦・甘味
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