Q&A: オンラインと対面とで、コーチングの効果に違いはありますか?
コーチングを受ける際、オンラインと対面のどちらがよいか、考えることがあるかもしれません。
どちらも良し悪しがありますが、効果に大きな違いはないと考えています。
コーチングは内省できると効果的になる
コーチングは、コーチとの対話を通じて目標を達成していくプロセスです。
対話の中でコーチはあなたに対して様々な質問を投げかけます。
それらの質問は、難しく、複雑なものなのではないかと心配する必要はありません。
コーチが感じる純粋な興味や好奇心から、シンプルな質問を投げかけられることがほとんどです。
目の前のコーチから質問を受けることによって、自分の頭の中で内省が始まります。
「自分は何を大切にしているんだろう?」
「過去に自分はどうしてあのような決断をしたんだろうか?」
「自分の中で譲れない価値観があるとしたらそれは何だろうか?」
「今、自分自身の胸の中で感じているこの気持ちを言葉にすると、どう表現できるだろうか?」
こうしたことを自分自身の頭や胸の中で考え、それを言葉に表現し、言語化をしていきます。
するとコーチが、あなたが口に出した言葉を要約してくれたり、フィードバックしてくれたりすることで、あなたが発した言葉がもう一度あなたの頭と胸の中に戻ってきます。
目の前にいるコーチから、あなた自身が発した言葉を聞かせてもらうことによって、あなたの中でさらに内省が進み、腹落ちをしていく感覚を得られます。
腹落ちが積み重なっていくと、自分のことがよく分かる状態になり、合わせて自然体で行動を積み重ねていくことができるようになります。
これが繰り返されることで、3ヶ月も経つとあなたの目標に向かって多くの前進を得られていることに気がつきます。
安心・安全を感じられることが大切
このように、コーチングでは内省をできることが非常に重要です。
だからこそ、コーチとの対話においては、安心と安全を感じられることがとても大切です。
安心と安全を感じられていると、心配をすることなく、自分の内側を探求することができます。
反対に、安心と安全を感じられないような場合、
「こんなことを言ってはどう評価されるだろうか?」
「私は今コーチからどのように見えているだろうか?」
などといった考えが頭の中に生まれ、集中して内省することができません。
オンラインでも安心・安全を作れる
このように、安心・安全を感じながら内省をすることが、コーチングにとって効果的です。
その意味では、オンラインでも対面でも、どちらでも安心・安全の場を作ることは可能です。
大切なことは、
「あなたがコーチのことを信じられるか?」
「その人に対して安心して自分をさらけ出すことができるか?」
「正直で素直でいることができるか」
といったことです。
対面であれば、2人きりで会議室に入るなど、環境作りに工夫をしましょう。
そしてオンラインの場合も、周りの誰かに聞かれる心配のないよう、自分一人だけの静かな場所を選んで参加してください。
私もオンラインでコーチングを受けてます
私はこれまでオンラインと対面の両方でコーチングを受けたことがあります。
とはいえ、過去の経験の95% 以上がオンラインです。
なぜならば、私は対面よりもオンラインでコーチングを受ける方に多くのメリットを感じるからです。
オンラインならば、わざわざ対面の場所まで移動をする時間が必要なくなります。
移動時間だけではなく、そのための費用やコストも節約できます。
そしてオンラインですと、自宅や出先など、自分の都合の良い場所から参加することができ、柔軟にスケジューリングができます。
実際、現在私のコーチは海外にいますので、対面で会ったことは一度もありません。
時差を考慮してスケジューリングはしていますが、いざセッションが始まると、コーチも私も完全にその時間に没頭するので、相手がどこにいるかなど一切気にならなくなります。
さらに、私が1年半にわたってコーチングのトレーニングを受けた、コーチ・エィ主催のコーチアカデミアでは、電話のみでクラスやトレーニングを進行していました。
顔すら見えず、声のみです。
最初はドキドキしましたが、視覚情報が入ってこない分、本当に言葉だけに集中することができることを感じました。
その結果、コーチとして相手の声や言葉だけに集中することができましたし、コーチングを受ける側としても、言葉だけを通じて自分の中で内省が深く深く進んでいくことを感じました。
プレゼンスジャパンのコーチングは、安心安全でオンライン実施
弊社プレゼンスジャパンのコーチングでは、基本的にオンラインでの実施となります。
あなたの中で内省が進むよう、その場、その瞬間に没頭し集中できる環境を整え、安心・安全を感じていただけることに努めています。