旅も仕事も道中を味わいたい。ゴールだけを意識せず、プロセスを楽しもう。
仕事は結果を出してこそ!
「仕事は結果を出してこそ!」
「今回は前回よりもさらに高いパフォーマンスを出そう!」
「喜ぶのは、結果を出してから!」
これらは、あなたのような強いリーダーによく見られる考え方。
チームのために誰よりもコミットしてがむしゃらに働くあなたの後ろ姿。
リスペクの眼差しで、みんながついてきてくれています。
途中の過程を見失っていませんか?
大きな責任とプレッシャーを感じながら頑張る毎日ですが、たまに疲れを感じることもあるでしょう。
その疲れは、無意識的に身体が発しているサインだと思います。
一度立ち止まってみて、自分自身に聞いてみませんか?
「自分は途中の過程も楽しめているのだろうか?」
「途中経過は本当に楽しんだり喜んだりする対象ではないのか?」
「途中経過からも学べることはないのだろうか?」
そして、一緒に働いている部下や同僚のことにも注意を向けてみてください。
彼女ら彼らは、どれだけ頑張っているのか?どれくらい成長しているか?方向性を見失っていないだろうか?
さらに、自分自身はどうでしょうか。
エネルギーレベルは?気づいたら燃え尽きるリスクがありそうなんてことはないでしょうか?
旅も仕事も道中を味わいたい
結果にこだわることは重要ですが、途中の過程にも意識を向けてみませんか?
旅に例えてみましょう。
目的地にたどり着くことばかりを考えている旅というのは、楽しそうでしょうか?
たとえば、目的地に向かう道のりは最短距離、一番コストがかからない方法で。
途中で気になる景色があっても、まずは目的地に到着することが最優先。
無事に目的地に到着したら、急いで記念写真を撮影。
その時、一緒に同行していた仲間のことを思い出して、みんなで集合写真。
写真を撮り終えたら、「さあ、次の目的地へ出発だ!」と、その場を十分に味わいきらずに慌ただしく走り去っていく。
こんな旅は、味気ないですね。
面白くないですし、誰かと一緒に旅をしている意義も感じられません。
でも、仕事だと同じようなことをしていませんか?
「仕事は結果がすべてだから、仕方ない。」
それは本当でしょうか?
たとえそうだとしても、それは本当にあなたが求めているものですか?
旅に出かければ、目的地までの道中でも、さまざまなものを楽しむことができます。
その土地の空気、水、香り。
日頃は目に触れることのできない、花や草木。
土地の人々の表情や暮らし方、街の音。
時には夕陽をながめながら自分自身の来し方や、これからの行く末に思いを馳せたり。
仕事の過程も味わえる
仕事も旅のようなものです。
チーム目標を立てた時の想い。メンバーたちの表情。思わぬ課題とチームワークの力。
課題解決や目標達成という結果にたどり着くまでの間、本当にさまざまなドラマがあることは、あなたもよく知っている通り。
そして自分自身にも目を向けると、いろんなことに気がつきます。成長や学び。
英語の表現に、「Stop and smell the roses」というものがあります。
「たまには立ち止まって、道に咲くバラの香りを楽しもう」
チビ大将とローズガーデンをお散歩